高齢者介護の現状

日本の場合は、介護については、家族がすべて行うことが望ましいという意識が根付いていて、親が痴呆症になったり、寝たきりになった場合に、施設にあずけたり、せんもんの業者に介護を頼んだりすることは、社会道徳に反することだという一種の脅迫観念見たいものがある。
欧米各国と比較してみると、日本場合は、65歳以上の寝たきりの人の割合がかなり高いそうだ。痴呆症については、日本と欧米各国の間にそれほど差はないという。しかし、重度の痴呆症の割合は、欧米各国と比べて日本は高くなるそうだ。
一方、親と子供が同居している家庭の割合は、日本が約50%なのに比べて、アメリカは15%、イギリスは10%、高福祉の国であるスウェーデンやデンマークは2%程度だという。
こう見てくると、親と子供の同居率が高い日本に寝たきりの老人が多いことになり、家族がそばにいる方が寝たきりになりやすいということになる。
老人の場合は、寝てばかりいると、筋力がすぐに衰えて、関節なども固まりすことから、家族がそばにいて安心してしまうと、体を動かさなくなって、寝たきりになってしまうことが多いという指摘もある。
ヘルバーなどによる介護を常に受けていれば、緊張感も生まれ、より体を動かすようナ状況にならざるを得ないので、親と子供の同居率が日本と比べると低く、他人による様々な介護サービスを積極的に利用する欧米各国の場合は、寝たきりになる確率が低いのかも知れない。